「洗濯機の近くが匂う……」「でも排水口の掃除は面倒くさい……」
洗濯機を設置してから、掃除の頻度がゼロ!という方も多いのではないでしょうか。
たかが汚れ。
でも実は、放っておくとゴミの詰まりによって水漏れを起こし、部品の買い替えや、洗濯機の故障を起こすこともあります。
今回の記事では、掃除をしなかったらどうなるか?カンタンに実践できる排水口の掃除方法、についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
洗濯機の排水口を掃除しないとどうなるの?
排水口からの悪臭
排水溝が汚れる原因は4つです。
・洗剤カス
・衣類についている垢や泥
・髪の毛
・糸くず
これらのゴミが汚れとして蓄積をし、雑菌がわいて悪臭になります。
それにプラスして、下水の匂い。
本来は匂いを防ぐため、排水トラップにはタプタプの水がキープされています。
しかし、排水口に詰まったゴミのせいで水の量が減ってしまい、防いでいた下水の匂いが室内に漏れてしまうのです。
水漏れやホース破損
洗濯機の排水口の掃除を怠ると、匂い以外にもトラブルが起こります。
主なトラブルは『排水ホースの破損』
これはゴミや汚れが蓄積することによって、ホース本体が痛み、亀裂などを起こしてしまう状態です。
その結果、避けたホースから水漏れを起こします。
避けてしまったら、新しくホースを購入する必要があります。
自分で掃除する方法とは
洗濯機内のくず取りネットを洗う
悪臭トラブルを無くすには、洗濯機内も掃除しておく必要があります。
洗濯機の中の、くず取りネットに溜まったゴミを捨て、ネット本体を洗いましょう。
ネットの汚れを放っておくと、カビや雑菌が繁殖し、洗い上がった洗濯物にまたカビや雑菌がつく、という現象が起きてしまいます。
洗濯したのに「臭いし、汚れがとれてない」って悲しいですよね。
簡単な掃除方法をご紹介します。
【くず取りネットの掃除で準備するもの】
・歯ブラシ
・バケツ
・酸素系漂白剤
【掃除の流れ】
①くず取りネットを歯ブラシで磨く
②バケツに酸素系漂白剤と水を入れて、30分つけおき
③水洗いをする
④干す
以上、完了!
程度の軽い汚れであれば、これで落ちます。
もし、黒ずみや匂いが消えていないようであれば、買い替えも検討しましょう。
100均でも手に入りますよ^^
洗濯機の外の排水口まわりを洗う
排水口まわりは、特に悪臭の原因になりやすい場所です。
こびりついてしまった汚れを取る方法は以下のとおり。
【排水口の掃除で準備するもの】
・ゴム手袋
・パイプユニッシュ
・歯ブラシ
・塩素系漂白剤
・バケツ
【掃除の流れ】
①洗濯機のコンセントを抜き、蛇口を閉める
②排水ホースを外す
③それぞれのパーツ(フタ・排水トラップ・防臭パイプなど)を外す
※戻す順番を忘れないように!
④パーツを外した排水口に、パイプユニッシュを注いで30分おく
⑤外したパーツは、大まかの汚れを歯ブラシで落とし、塩素系漂白剤で30分つけおき
30分経過したら、
⑥排水口に、コップで何回か水を注ぐ
⑦外したパーツを元に戻す
完了です!
掃除が難しい場合は業者に依頼することも!
ここまでは自力でできる掃除方法をご紹介しました。
しかし、業者に依頼した方が良い2つのケースもあります。
1 洗濯機本来の移動が必要なとき
排水口が、洗濯機の横にひょこっとついていない場合。
洗濯機の真下にあるため、本体の移動が必要です。
特に1人暮らしの女性や、お年寄りの方など、力仕事が苦手で頼れる人が近くにいない場合は、業者に頼むのも検討してみるのもいいかもしれません。
一人暮らしでよく利用される洗濯機の容量は5〜6kgのもの。このサイズでも本体の重さは30kg近くになるんですね。
予算と相談をして、業者に頼むのも検討しましょう。
2 排水管まで詰まってしまってしまっている場合
今まで掃除したのは排水口(入口)へのアプローチでした。
しかし排水管は床下の世界なので、そこに汚れが蓄積して、匂いや詰まりが起きている場合は自分では解決ができません。
プロの業者にお願いすると、排水口も含め、排水管全体を洗浄してもらえます。
業者へ依頼する価格は、6000円~20000円ほど。
その際は、追加料金がないか、アフターフォローはあるか、の確認も忘れずに!
排水口はこまめに掃除しよう
今回の記事では、
洗濯機の排水口を掃除しないとどうなるか・具体的な掃除方法・業者に依頼した方が良いケース
について、ご紹介させていただきました。
目安として、月に1回掃除をしていれば、そこまでこびりつかず簡単に汚れを落とすことができます。
慣れればカンタンな作業なので、定期的に洗濯機の排水口の掃除をしましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。