実際に入ってみたら思っていた仕事や条件と違った…なんてことはよくありますよね。
いざ転職を考えてみたが、避けておいた方がいい仕事って何か分からない、分からないから結局今の仕事を続けるしかないか、と諦めてしまいそうにもなります。
やめておいた方がいい仕事には3K、新3Kと呼ばれる特徴があり、
3Kは「きつい、汚い、危険」、新3Kは「帰れない、厳しい、給料が安い」です。
まさにやめておいた方がよさそうな特徴ですよね…。
今回の記事では、その特徴や該当する仕事、失敗しない転職の方法をご紹介していきます。
ずばりやめておいた方がいい仕事はこれ
介護士の仕事
介護士の仕事は、高齢者の日常生活を援助することです。
介護が必要な高齢者の多くは認知症を患っているので、記憶力が低下している・自力で食事や排せつ、入浴や更衣ができない人が多いです。その援助が主な仕事なので、当然、体力的に「きつい」、排せつの援助をする場合は「汚い」場面も多々あります。
また、認知症の人は感情の抑制やコントロールが難しい人もいるので、時には「あっちへ行け!!!」というようにきつい言葉を発することもあります。
デイサービスや交代制で24時間の介護をする施設が主な職場です。
デイサービスは日中だけ利用する施設ですが、老人ホームと呼ばれる介護施設は交代で24時間制の介護を行う施設なので、そこで働く介護士はシフト制で勤務しなければなりません。
介護士の給料は国が定める介護報酬で決まりますが、その介護報酬が少ないことが一因となり、仕事内容のわりに給料が低い職業でもあります。
「きつい」「汚い」「給料が低い」という理由から、やめておいた方がいい職業と言えるでしょう。
工事現場の仕事
工事現場の仕事は季節や気候に関係なく外で作業しなければならないことや、場所によっては高いところや地下での作業があること、また、工事の騒音や取壊し作業で発生する粉塵の中で仕事をしなければなりません。
一度の事故で命を落とす危険があるだけでなく、騒音や粉塵による健康被害が起きる可能性もあり、やめておいた方がいい職業のひとつです。
清掃関連の仕事
清掃の仕事は文字通り掃除の仕事です。
汚れている場所を掃除するので、ゴミや食べカスの掃除、場所によってはトイレを掃除することもあります。
悪臭が立ち込めていたり環境によっては虫がいることもあるので、とても辛い仕事です。
不動産営業・保険営業の仕事
成績によって収入が左右されることが特徴の営業職。
不動産営業の場合は一件成約できると入ってくる額も大きいですが、その分取引をする相手に都合を合わせなければならず、場合によっては予定していた休みが無くなります。
賃貸物件を取り扱う不動産営業の場合、進学や就職、転勤の時期は残業なしでは考えられないほどの長時間労働が強いられます。
また、保険営業では、まず相手にされることが少なく、精神的に辛いことが多いでしょう。
サービス業・アパレル業の店舗スタッフの仕事
例えばスーパーでは、現在すでに多くの店舗でセルフレジが導入されています。
機器操作に迷うお客さんへの対応も1~2人いれば十分なので、今後はどんどん人が不要になっています。
アパレル業については、インターネットの普及により店舗で洋服を買う必要が無くなってきたこともあり、店舗を置いていないブランドもあるほどで、アパレル業界についても店舗には人が不要とされる流れになっています。
また、立ち仕事や商品の陳列作業など、意外にも体力が必要とされる仕事です。
洋服が好きでアパレル業界に就きたいと考える人は、店舗ではなくデザインの方で就職を考えた方がいいでしょう。
ブライダル業の仕事
ブライダル業とは、結婚式や披露宴、結婚情報サービスなどの仕事です。
たしかに人生で最高な1日をサポートするという素晴らしい仕事ではあります。
しかし、結婚する人自体が減少していることや昔のように数百人規模のゴージャスな結婚式を挙げるよりも、親族や近い友人だけでコンパクトに結婚式をするカップルも増えていることから、今後は衰退していく業界であるため、需要が減っていくことが見込まれます。
やめたほうがいい仕事に共通する特徴
衰退傾向にある
日本の人口が減少していることが大きな理由の一つではありますが、インターネットの普及により人々の生活スタイルやニーズが変化していること、AIといった技術革新が起きていることも理由として考えられます。
先ほど説明した、やめておいたほうがいい仕事のなかで言うと、アパレル業やブライダル業が該当します。
アパレル業でいうと、フリマアプリを利用する人が増加していることにともない、衣類を個人間で売買しリユースする人が増えていること、また、ファストファッションの急成長によって売上が縮小し業界全体として衰退していくことが予想されています。
ブライダル業界についても、結婚する人が減ってきていること、結婚式や披露宴にお金をかけるカップルが減っていることにより今後は衰退していく業界だと言えるでしょう。
自分以外の誰かと代替えが可能、応用スキルが身につかない
自分以外の誰かと代替えが可能な仕事、つまり、誰でもできる仕事ということです。
簡単な仕事は誰にでもできるので、特に付加価値はなく、それ相応の給料しかもらえません。
すぐに就ける仕事でもあるので、一時的な収入の足しにするのはありですが、それ一本で生活していくことは難しいでしょう。
また、このような仕事は誰かの指示によって行う仕事が多いので、自分で考えて仕事を生み出すといった思考も停止し、汎用的なスキルは一切身に付きません。そういった内容の仕事は次第に機械化され、働く場所がなくなってしまう可能性もあります。
長時間労働、残業が当たり前
いわゆるブラック企業の特徴です。
言うまでもありませんが、長時間労働や残業が当たり前の仕事は身体的にも精神的にも害を及ぼします。
なんといっても一番大切なのは健康です。健康なくしてはどんなに将来性のある仕事でも就けません。
もう失敗しない転職の方法
STEP1これだけは譲れないという条件を明確にする
良かった点・嫌だった点、どちらについても前職の経験から、これだけは絶対に譲りたくないという条件はあると思います。
定時で退社できる仕事、作業環境がいい仕事、応用できるスキルが身に付く仕事など、人によって望む条件は様々です。前職の経験を活かして、優先したい条件を明確にしてみましょう。そうすると自ずと自分に合う職業の目星がつくかと思います。
STEP2決めた条件をもとに求人サイトで仕事探しをする
STEP1で決めた条件をもとに求人サイトで条件を入力し仕事を探しましょう。
初めの段階で個人情報の入力や会員登録を求めるサイトもありますが、ある程度のところまでは登録無しで検索できるサイトも数多くあります。自分に合った求人サイトをフル活用しましょう。
自分で探すことが苦手な人はハローワークで窓口の人と相談しながら職業探しをすることもできます。
自分の価値を高め将来性のある仕事を選ぼう
今回は就職や転職を希望しているひとへ、やめておいた方がいい仕事の特徴や仕事の見つけ方について紹介しました。
やっとの思いで採用してもらえたと思いきや、実際に働いてみるとブラック企業だった、自分には合わなかったなど様々な経験をすると思います。
辛い経験を辛いままで終わらせるのではなく、その経験をぜひ転職活動に活かして、
いきいきと働ける、自分に合う仕事を見つけましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。