大人から子供まで、幅広い世代の中で根強い人気を誇る
恐竜たち。
そんな恐竜を身近に感じ、学ぶことができるのが博物館です。
今回は栃木県・群馬県にある恐竜の全身骨格を見ることができる博物館を
調べてみました。
それぞれ、その地域の特徴も合わせながら恐竜について触れることができ、
図鑑やテレビで見るだけではわからない恐竜の魅力について学ぶことができる
施設となっています。
①栃木県立博物館
栃木県宇都宮市にある、栃木県立博物館。
ここは、栃木県の自然と文化について、子供から大人までわかりやすく
学ぶことができるようにと建てられた博物館です。
主に、栃木県の山や川、様々な動植物たち、
そしてその豊かな自然の元で暮らしてきた人々の暮らしなどが
展示されています。
日光地方の動物や植物を説明している「スロープ展示」、
地質時代から現代までの栃木県の歴史を紹介している「展示室1」、
そして、栃木県の自然を紹介する「展示室2」の
3つのテーマで造られています。
その中で、恐竜が見られるのは展示室1です。
ここでは、「地質時代と栃木」というコーナーがあり、
そこに中生代を代表する恐竜として
ステゴサウルスやティラノサウルス、アロサウルス、カマラサウルスといった
様々な恐竜の全身骨格の標本や、復元された模型などが展示されています。
それだけではなく、その周りにも化石がたくさん展示されています。
観覧料は、一般が260円 高校・大学生が120円 中学生以下は無料となっています。
また、特定の日には観覧料無料という日もあります!
②群馬県立自然史博物館
群馬県富岡市にある、群馬県立自然博物館。
エントランスに入ると、現代からさかのぼった人類の進化が模型として展示されていて、
ビッグバンまでたどり着きます。
そこから、地球の時代・群馬の自然と環境、ダーウィンの部屋、自然界におけるヒト、かけがえのない地球といった5つの展示コーナーがあります。
恐竜が見られるのは、地球の時代というコーナー。
ここでは、地球の生い立ちについて、自然と生命の歩みの視点からたどっています。
大きなブラキオサウルスや、カマラサウルスの全身骨格などが展示されています。
さらには、ティラノサウルスの動く実物大模型もあり、迫力満点です!
このほかにも、トリケラトプスの化石を発掘する現場を再現した「ボーンヘッド」という
ジオラマもあり、大人から子供まで楽しむことができます。
この博物館は、世界遺産に登録されている富岡製糸場と同じ市にあるので、
一緒に観光するのもオススメです。
入館料は、一般が510円、大学・高校生が300円、中学生以下は無料となっています。
新型コロナウイルスの感染対策のため、現在は予約が必要となっていますので
ご注意ください。
③新流町恐竜センター
群馬県多野郡神流町にある、神流町恐竜センター。
この施設では、恐竜骨格の展示だけではなく、化石発掘体験もできます。
「瀬林の漣岩」(群馬県多野郡神流町)という場所で、
日本で初めて恐竜の足跡が発見されたことを記念して建てられたのが
この恐竜センターです。
館内は、本館と別館・野外展示があり、9つのゾーンに分かれています。
恐竜の足跡化石を抜けると、たくさんの恐竜の全身骨格や化石が待っています。
zone1 恐竜の足跡をたどる→zone2 山中”地溝帯”→zone3 ライブシアター
→zone4 世界の恐竜と翼竜→zone5 恐竜時代の海→zone6 神流町の化石
→zone7 モンゴルの恐竜たち→zone8 学習交流室→zone9化石版ギャラリー
と続いています。
中でも、zone3のライブシアター「よみがえる恐竜たち」では
ロボットシアターで恐竜の生態を学ぶことができ、
恐竜時代にタイムスリップしたような体験ができます。
また、zone7の「モンゴルの恐竜たち」には、
タルボサウルスなどモンゴル国からやってきた全身骨格や、
肉食恐竜のヴェルキラプトルと植物食恐竜のプロトケラトプスの二体が
互いに絡み合ったまま、砂嵐に巻き込まれ化石となったものが展示されているなど、
珍しい恐竜の化石たちが展示されており、見所満載となっています。
また、神流町は恐竜の化石の宝庫となっており、
今までに様々な化石が発掘されています。
そのため、展示されている化石の中には、地元で見つかった化石も展示されています。
さらに、野外展示では、12メートルもあるティラノサウルスの産状骨格があり、
触るだけではなく乗ることもでき、子供に人気のスポットとなっています。
食堂では、イグアノ丼やプテラノ丼、恐竜ナゲットなど
ステキな名前がつけられた名物メニューを食べることもできますよ。
入場料は、大人が800円、子供(小中学生)が500円となっています。
まとめ
今回は栃木県・群馬県にある博物館・恐竜センターについてご紹介しました。
それぞれに特徴のある魅力的な恐竜たちが展示されています。
また、展示だけではなく発掘体験ができたり触れることができるなど
見るだけではなく、実際に肌で触れて楽しむことができるような工夫が
されている施設ばかりでした。
ぜひ参考にしていただき、恐竜の魅力に触れていただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。