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【行政書士試験】過去問対策は重要?10年分解くべき?

行政書士試験は、合格率は10%前後のとても難易度の高い資格です。そのためにも、より効果的な勉強法や試験対策を模索されている方も多いでしょう。そのためにも、過去問を上手に使って、効率よく勉強を進めていくことをおすすめしています。暗記や出題範囲が多い行政書士試験勉強だからこそ、覚えた知識を身に着けて基礎力にすること、そして実践へとつなげていく、その手段に戦略的に過去問を使いましょう。
過去問の効率的な使い方や捉え方、科目別の過去問の使い方の工夫など、詳しくお伝えしていきます。

行政書士試験の過去問対策は必要?

過去問対策は必須

資格試験をする際に、勉強方法のひとつに必ずある、過去問対策。行政書士試験においても、「過去問対策は必要である」、と多くの先輩方や経験者が言っています。
行政書士の試験勉強をされている方は実感されているかと思いますが、科目によって、学習量が莫大な範囲や覚えることが多すぎる時に、過去問を効率よく取り入れて勉強することで作業効率が上がり、問題を解きながら進めることが出来るでしょう。
科目ごとに多少の違いはありますが、基本的に過去問を使った試験対策はおすすめの勉強法ですね。
ただ、行政書士試験自体は昭和から続く歴史ある試験であり、過去問もその分大量にあります。一体どの程度の過去までさかのぼって対策する必要があるのか、何年分をすれば十分なのか、検討していきましょう。

過去10年分を解くべき

過去問は、おおまかに過去10年分を解いておけば問題ないでしょう。どうしても時間が取れない人は、最低でも5年分は解きましょう。行政書士試験の全体の傾向として、過去に出た問題と類似したものが出ることが多々あります。それも、過去5年以内から出ることが多い様なので、必ずチェックしておきましょう。
過去10年分を解くことで、過去の出題傾向や論点を把握できるので、そこに焦点をあてて勉強を進めることは必ず吉と出るでしょう。また、過去10年分という多くの問題に物理的に触れることも効果的でしょう。

解くだけではなく、理解が必要

アウトプットのために

もちろん、やみくもに過去問を解いて終わりでは意味がありません。あくまでも、トレーニングという位置づけで過去問を使いましょう。試験に必要な知識を覚えることをインプットとするならば、問題を解いて実践に使える様にすることがアウトプットで、基礎と知識を定着させて具体的にどう対処して実践するかの練習です。
試験は、資格取得後に勉強した内容を実務で活かすためにあるもの、勉強の仕方を工夫することで、よりスムーズに経験値として自身が学んだことを活かせるようになるでしょう。

理解することが重要

さらに、ただ詰め込みや暗記しただけではなく、使える知識にすることと理解することが何よりも重要です。
過去問対策や試験対策を行う上で、問題を解く、ことが大事なのではなく、しっかり解説を読み根本や論理を理解すること、が何よりも大切です。
問題を解いて正解・不正解で判断するだけだと、本当に理解しているのか、偶然に正解しただけではないのか、分かりかねる部分もあると思います。正解した問題であっても、しっかり解説を読み解き、自身に落とし込みましょう。

繰り返し解く

過去問10年分を繰り返し解くことは時間も労力も多く使いますが、目安として3回、解くことを目標に頑張りましょう。1回だけだと実力が分かりかねること、2回解くことで、前回のまぐれだった部分や理解しきれていない箇所を把握することが出来ます。1回目と2回目の改善が出来ているかの確認のために、3回目も可能な限り行いましょう。問題が違っても、趣旨や論点が似ている問題が多く出題されるので、それの傾向をつかむことが出来るでしょう。何より、繰り返し行うことで、基礎力を補うことが出来ます。

科目別の取り組み方

基礎法学

基礎法学は、過去問を使った勉強法をおすすめします。この種目は出題範囲が広く、その範囲を勉強し理解する作業だけでも時間がかかるので、過去問を効率よく活用して勉強を進めるのが良いでしょう。過去問を使うことで、ある程度的を絞った対策を行うことが出来るでしょう。

憲法

憲法も、過去問を使った対策に向いている科目です。科目別の中でも、憲法は特に得点効率が良いのが特徴です。
重要な論点が出題される傾向が強いので、ポイントをしっかり押さえることで得点に繋がりやすいでしょう。
過去問を上手に使って、判例をどう判断して具体的な処理をしていくのか、実践の訓練をするイメージです。

行政法

行政法は、過去問を使った対策は必須の科目です。この科目は特に、過去からの出題が繰り返し出されることが多いので、しっかりと何度も対策として過去問を解いて頭に入れるとともに、出題傾向を理解しておきましょう。

民法

民法は、行政法に次いで配点割合が大きい科目で、実務でも必ず関わる内容です。一般市民同士の法律関係に広く適用される内容だからです。
過去問対策だけではなく、基礎知識として身に着ける勉強法がおすすめでしょう。なので、実践できるように、条文や判例、事案をしっかり読み込み理解することが一番重要でしょう。

商法・会社法

商法・会社法は、求められる学習法に比べて、試験自体の配点が低く、得点効率が悪い科目となっています。
なので、過去問対策を上手に活用しましょう。過去問を解きながら、商法の条文を覚えたり、基礎固めをしたり、解きながらの学習方法をおすすめします。

一般知識

一般知識(政治・経済・社会)は、国際問題や環境問題、国際情勢、政経、社会福祉など、世の中の幅広い時事問題から出題されるので、過去問はあまり意味がないかもしれません。
他の科目の勉強時間の妨げにならない範囲で、ニュースや新聞などから情報収集し、今にアンテナを張っておくのが一番良いでしょう。

戦略をもって勉強を進めよう

過去問対策は必要であること、ただ解くだけではなくて理解して使える知識にするためのツールであること、また、科目ごとに過去問対策の活かし方をお伝えしました。
お伝えした通り、過去問を使うことは大切ではありますが、過去問だけに頼った勉強の進め方をするのではなくて、あくまで手段のひとつとして捉える方が良いでしょう。過去問を上手に使い、ご自身にあった有効的な学習方法で、行政書士試験合格をつかみ取りましょう。

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